仮想通貨の「利確」とは?得をする利確の方法や税金についてわかりやすく解説!

ざっくり言うと

  • 利確:利益確定について解説
  • 仮想通貨で得た利益が確定される条件と注意点
  • 利確をすると課税される!条件と具体例をチェックしよう
  • 仮想通貨で得をするための利確のタイミングとは?

仮想通貨で使われている「利確」という言葉。

今回は仮想通貨初心者にこそ知っておいて欲しい利確の意味についてご紹介していきます。

この意味を知らないと、仮想通貨の運用はできないので必ずチェックしておきましょう。

また、利確は仮想通貨の税金とのかかわりが深い用語です。

仮想通貨を運用するうえで知っておきたい税金についても触れていきます。

初心者の方はもちろん、仮想通貨を購入したけど税金についてはあまり知らないという方も参考にしてみてくださいね。

「税金」って聞くとちょっと難しそう…
初心者さんにもわかるように具体的に説明していくよ!

利確とは

利確とは、「利益確定」の略称になります。

仮想通貨は購入した時よりも通貨の価値が上がればそれが利益になります。

例えば600,000円で購入した1BTCが700,000円になったとしましょう。

そうすると100,000円の利益が上がったことになります。

ですが仮想通貨を持っているままでは実際にお金が増えたことにはなりません。

実際にお金を増やすには、その仮想通貨を売って日本円などの通貨に換えたり、仮想通貨を使って買い物をするといった行為が必要になります。

このように売ったり使ったりしてその利益を確定させることを「利益確定」といいます。

利確をする方法

利益が確定される条件は大きく分けると3つ存在します。

利確される条件
  • 仮想通貨を売却して日本円にした場合
  • 仮想通貨で買い物などをした場合
  • 仮想通貨で別の仮想通貨を入手した場合
それぞれの利確の方法についてわかりやすくご紹介しますので、確認していきましょう!

仮想通貨を売却して日本円にした場合

具体例)
5月1日に1ビットコインを70万円で購入した
6月1日に1ビットコインが80万円に値上がりした
6月2日に1ビットコインを日本円80万円で売却した ← この時点で利確となる
この場合は、差額の10万円が利益となります。

厳密に言えば手数料などが引かれるので、単純に値上がりした分が利益になるわけではありません。

ですが基本的には「売却した際の価格が購入した時の価格よりも上がっていれば、利益確定となり、その差額が利益とみなされる」と覚えておくといいでしょう。

仮想通貨で買い物などをした場合

具体例)
5月1日に1ビットコインを70万円で購入した
6月1日に1ビットコインが80万円に値上がりした
6月2日に0.25ビットコインを使って買い物をした ← この時点で利確となる
値上がりした時点では利益が確定していませんが、値上がりした状態で買い物をするなどして仮想通貨を使うと、売却をしたのと同じで利益確定をしたとみなされます。

「購入した時の価格よりも仮想通貨の価格が上がった状態で仮想通貨を使用すると利益確定となる」と覚えておきましょう。

仮想通貨で別の仮想通貨を入手した場合

具体例)
5月1日に1ビットコインを70万円で購入した
6月1日に1ビットコインが80万円に値上がりした
6月2日に1ビットコインでライトコインを購入した ← この時点で利確となる
買い物をしたときと一緒で、別の仮想通貨を購入した場合も利益確定となります。

この場合に注意しておきたいのは、別の仮想通貨を購入したとしてもその仮想通貨の価格が下がってしまうと、結果的には損をしてしまうということ。

上記の具体例でいうと、6月2日ライトコインを購入した後にライトコインが暴落して損をしてしまっても、一度利益が出た状態で別の通貨を買ってしまっているので、その時点で利益になっていた分が課税対象になってしまいます。

そのあと損をしたかどうかは関係なく課税されてしまうので要注意。

1つの仮想通貨の価格が上がって得をしても、別の仮想通貨を購入する際にはよく考えて相場をチェックすることが大切です。

損をしたり仮想通貨のまま持っていれば利確にはならない

例えば70万円で購入した1ビットコインが60万円になってしまったとします。

この場合は値下がりして損をしているので、売却をしても「利益確定」にはなりません。

買い物をした場合も同様です。

また、仮想通貨を購入したあと売却もせず、仮想通貨を使って買い物をすることもなく、ウォレットまたは取引所においたままにしているとします。

コインの価格が上がると利益が出たように感じますが、おいたままでは実際にお金が増えたことにはなりません。

また、価格は上がったり下がったりするものなので、今後下がっていく可能性もあって価値が確定されていませんよね。

そのため売らずに・使わずに置いたままにしているのなら仮に利益が出ていたとしても「利確」にはなりません。

買った時よりも仮想通貨の価格が上がって、得をした状態で売ったり買ったりしたら利益が確定されて「利確」とみなされると覚えておこう!

その他にも利確になる条件がいくつかある

上記で挙げた

  • 売却した場合
  • 仮想通貨で何かを買った場合
  • 仮想通貨で別の仮想通貨を買った場合
以外にも、実は利確になる条件がいくつかあります。

以下でご紹介しますので目を通しておきましょう。

ハードフォークでコインを貰った場合

こちらの記事でもご紹介していますが、コインがハードフォークをした場合、新しくできたコインを無償でもらえることがあります。

>>ハードフォークを初心者にもわかりやすく解説!仮想通貨取引の最新情報を読み取ろう!

この貰ったコインは貰った時点では価値はありませんが、価格が上がり売却した場合は、その売却価格がそのまま利益となって利確になります。

無料でもらったコインが10万円になり、その価格で売却したら10万円がその利益とみなされ、10万円に対して所得税がかかってきます。

マイニングをした場合

マイニングをしてコインを得た場合は、マイニングに使用した設備や電気代を経費として扱うことができます。

例えばマイニング設備に14万円かかり、電気代に1万円がかかったとします。この合計15万円が経費とみなされます。

結果的にこのマイニングで年間30万円のコインが発掘できたとします。

そうすると、経費を引いた15万円が利益となり、所得税がかかります。

>>マイニングについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています(随時更新予定)

利確と確定申告・税金について知ろう

上記で紹介したように売却したりして利益が確定された場合は、その利益に対して税金がかかります。

確定申告をして利益を申告し、税金を納める必要があります。

この申告を怠ると「脱税」になってしまうので要注意!

ペナルティが課せられることもあるので利益が出たらちゃんと申告をするようにしましょう。

利確にも関係する重要なポイントなので、こちらの記事でも簡単にご紹介します。

また、仮想通貨の税金については以下の記事でも詳しくご紹介しています。

>>仮想通貨の取引でかかる税金とは?(随時掲載予定)

具体的にどのくらい税金を支払う必要があるのか、計算する方法などについて詳しく解説しているのでこちらも参考にしてみてください。

年間20万円が基準になる

申告をする必要があるといいましたが、基本的には利益が20万円以上にならないと申告義務は生まれません。

自分で買ったのではなく、譲渡されて仮想通貨を得た場合は50万円が1つの基準になります。

つまり、

「自分で仮想通貨を購入した場合は利益が20万円以上にならなければ申告する必要はない」

「貰った仮想通貨で利益が出た場合は、その利益が50万円以上にならなければ申告する必要がない」

ということになります。

仮想通貨の利益にかかる税金

仮想通貨で得た利益は「雑所得」とみなされます。

その雑所得には「所得税」がかかることになります。

普通に働いていて給与を得ている場合は、その給与と仮想通貨での利益を合算したものを「所得」として考えます。

所得税の課税割合は所得が上がるにつれて割合が大きくなっていきます。

所得に対する課税割合と控除額は以下の通りなので目安にしておきましょう。

仮想通貨の利益にかかる税金の課税割合と控除額

所得金額税率控除額
195万以下5%0円
195~330万以下10%97,500円
330~695万以下20%427,500円
695~900万以下23%636,000円
900~1800万以下33%1,536,000円
1800~4000万以下40%2,796,000円
4000万以上45%4,796,000円

利確をして利益が生まれたら確定申告をしよう

前述したように、利益が20万以上になる場合は納税するために、確定申告をしなければなりません。

前年度1月~12月までの利益をまとめて記載し、確定申告を行いましょう。

確定申告の方法は以下で詳しくご紹介します。

>>詳しい仮想通貨の確定申告の方法はこちら(随時掲載予定)

移動平均法も覚えておこう

コインを一気に買って、一気に売却するという形であれば、利益の計算は難しくありません。

ですが、10BTCを買って2BTCだけ売却し、後でまた買い足したり…といったように売ったり買ったりを繰り返す場合は、利益がどのくらい出たのかを後で計算する必要があります。

このように取引数が多い場合は移動平均法という方法を使ってコインの利益を計算することになります。

確定申告の際に利益計算をする場合にも使うので、仮想通貨取引をこまめに行う方や、こまめに行いたいと考えている方は移動平均法のやり方も覚えておくといいでしょう。

具体的なやり方は以下の記事を参照してください

>>仮想通貨の確定申告で必要な移動平均法とは?(随時更新)

利確のベストタイミングは?

税金がかかるなら、うかつに「利確」できないよね…
節税したいなら利確するタイミングを見極めることが重要だよ!

仮想通貨で得た利益を日本円にして使いたいと考えている場合や、税金を無駄に払いたくないと考えているなら、利確のタイミングはとても重要になってきます。

タイミングを見誤ると多額の税金で翌年困ることになる可能性もありますし、よく考えて売却や使用をしないと損をする可能性もあります。

単純に考えると、仮想通貨の価値が買ったときよりも上がっているときに利確すれば利益が生まれることになります。

ですが、ただ単に購入時より価格が上がったからといって利確すればいいというわけでもありません。

仮想通貨で得をしたいと考えているのなら、以下のポイントをチェックして利確のベストタイミングを考えてみましょう。

年末年始が1つのタイミング!

確定申告で申告すべき利益は1月~12月の間の利益になります。

この間の利益が20万円を超えなければ、申告の必要はありません。

そこで、12月に20万を超えない程度売却をして利確し、残りは仮想通貨のまま持っておくという方法で運用している人もいます。

そこまで利益が高額にならなくてもいいと考えているという場合や、確定申告は面倒だという方の場合はこの方法が適しているでしょう。

また、次の1年、どのように仮想通貨を運用していこうと考えているのかによっても変わってきます。

ひとまず今持っている仮想通貨は売って、日本円として持っておきたいと考えているなら全部売却して税金分を残しておくというのも1つの手。

翌年以降も相場を見つつ売ったり買ったりを繰り返す予定なら、そのまま持っておいてもいいと思います。

12月までに一度現時点でどのくらい利益が出ているのか、税金はどのくらいになりそうかという点をチェックしておいて、年末までに調節をしておきましょう。

相場が切り替わるタイミングをしっかり見極めよう!

一番得をする利確のタイミングは、価格が一番上がったときになります。

ですが、そう簡単に一番価格が上がったタイミングを見極めることはできませんよね…。

仮想通貨の相場は様々な人やAIなどが予測していますが、「確実に当たる」というものはありません。

ですが、色々な情報をチェックしていくと、大体どのように変動するのかを予測することは可能です。

仮想通貨の相場を予測するには、情報収集が最も大切です。

SNSなどはもちろんのこと、ネットで最新情報をしっかりとチェックして相場の動きを先読みして利確することが重要になります。

例えばこちらの記事では、「ハードフォーク」という仮想通貨の価格に深く関係するイベントの最新情報をご紹介しています。

>>【随時更新中】2018年ハードフォークされる仮想通貨のまとめ。最新情報をチェックしよう!

その他にも当サイトでは随時最新情報を更新していく予定ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

仮想通貨の税金を節税する方法

利確をするタイミングについての解説でも触れましたが、仮想通貨の利益が大きくなった場合は、申告する必要があり、納税をしなければなりません。

2018年4月現在のところ、仮想通貨の課税方法は少し不利で、どうしても利益に対して税金がかかり過ぎてしまうという点があります。

そのため多くの人が様々な方法で節税を行っています。

仮想通貨を節税する方法としては以下のようなものがあります。

仮想通貨の所得税を節税する方法
  • 利確せずに持っておく
  • 経費として計上する
  • 損失で利益を相殺する
  • 利確する額を抑える
  • ふるさと納税などを行う
今後法整備が行われて、税金が今の様に高額になることは少なくなるかもしれません。

ですが、それを待っているわけにもいきませんよね。

節税は早めに対策をとっておく必要があるので、利益が20万以上になって申告が必要になりそうだという場合はチェックしておきましょう。

詳しい節税の方法については以下でご紹介します。

>>仮想通貨の所得税を節税する方法!(随時掲載予定)

まとめ

今回のまとめMEMO
  • 利確とは仮想通貨の利益が確定されること
  • 売却または使用、アルトコインの購入などの条件を満たすと利確となる
  • 利確はタイミングが大事!
  • 利確をすると税金が発生する
今回は2018年4月現時点でのルールをご紹介していますが、税金に関するルールは変わる可能性もあります。

仮想通貨で利確をした場合は税金がかかるという点はとても重要なポイントになります。

これから仮想通貨を始めるなら知っておかないといけないことなので、ちゃんと「利益が出たら確定申告をして税金を払わなければならない」と覚えておきましょう。

逆に利益が出ていない場合は税金もかからないし確定申告も必要ありません。

この記事をお気に入りに入れておいて、利益が一定額を超えたら改めて確定申告の方法などをチェックしてみてくださいね。

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